妻として、母として、コープこうべ職員として、料理の負担をもっと軽くしたい。そんな宮下裕子の想いも、コープこうべだけでは叶えることはできませんでした。開発のパートナーとなったのは、献立を自動的に作成できるアプリですでに実績を持っていたミーニューさん。その代表を務める三宅伸之さんもまた、宮下と同じように毎日の料理に頭を悩ませていた共働き夫婦のひとりでした。
コープこうべとミーニューさんが出会って動き出した「こんだてアシスト」プロジェクト。今回は、ミーニュー代表・三宅さんを主人公にした、もうひとつのはじまりの物語。
#01
妻で、母で、職員です。
家事を効率よくする方法をずっと考えていました。
#02
諦めなくて、よかった。
ずっとつくりたかった
献立アプリの理想の姿。
#03
動き出したプロジェクト。
もちろん、落ち込んだりもしたけれど。
#04
お名前投票、
ありがとうございました。
勇気と責任が、
1200%増しました。- #05
天気予報を見るように、
こんだてアシストを
あたりまえの日常に。
諦めなくて、よかった。
ずっとつくりたかった
献立アプリの理想の姿。
- 01. きっかけは、共働きの我が家から。
- 02. ずっとやりたかったこと、だけどずっとできなかったこと。
- 03. ラブストーリーは、突然にはじまりました。
- 01.
-
きっかけは、共働きの我が家から。
一週間分の献立をAIが自動作成して、必要な食材をそのまま注文できる。コープこうべアプリの新しい機能「こんだてアシスト」のベースとなったのは、2014年にスマートフォンアプリとしてリリースされた「ミーニュー」でした。その代表で、こんだてアシストの開発でも中心的な役割を果たした三宅さんは、ミーニュー立ち上げのきっかけをこんなふうに語ります。
「ミーニューの開発に取り組んだのは、偶然にもコープこうべの宮下さんと同じ想い。共働きである我が家の課題を解決したかったからなんです。夫婦ともに時間がなくてイライラ。子どもたちにもつい強くあたってしまうことがあり、自己嫌悪に陥ることもありました。この状況をなんとか変えたい。同じように悩むママやパパの力になりたい。その切実な思いが原点になっています」
当時、三宅さんのご家庭では週末に一週間分の食材を買い出しに行くスタイル。一週間の献立を自動で作成するというアイデアも、自分たちの実生活から生まれたものでした。
- 02.
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ずっとやりたかったこと、
だけどずっとできなかったこと。数ある家事の中でも特に頭を悩ませたのが、料理でした。
完成したスマートフォンアプリ「ミーニュー」は、その使い勝手の良さから雑誌LDKの「献立アプリ比較」で第1位、さらにドコモ・イノベーションビレッジでグランプリ&オーディエンス賞をダブル受賞するなど、高い評価を得ることになりました。しかし、手放しでは喜べなかったと三宅さんは振り返ります。
実は、開発時からずっとやりたかったこと、だけど実現できていなかったことがあったんです
それは、作成した献立と、実際のお買い物を連動させること。いくら手軽に献立を作成できても、毎日の食材を買いに出かけなければならないのでは、本当の便利とはいえない。そんな想いが、胸の中で燻りつづけていました。
どうしても食料品のeコマース、ネットスーパーのようなサービスを実現したくて、自社で物流システムの開発に挑戦した時期もありました。しかし、やってみると仕入れ、保管、配達、すべてにハードルが高すぎて……。ユーザーのみなさんにご負担いただくコストがかかりすぎることから、サービスの公開直前で断念をしました。
- 03.
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ラブストーリーは、
突然にはじまりました。自社で食料品の販売サービスを立ち上げることを断念した三宅さんでしたが、献立作成機能とお買い物を連動させるというアイデアはどうしても捨てられませんでした。そこで食料品の販売から配達までを担ってくれるパートナー探しを開始。その中には、日本各地にある生協も含まれていました。
ミーニューのいいところは、一週間分の献立をつくれるというところ。生協さんは週に一度の配達サイクルなので、とても親和性が高いと思っていました
しかし、いくつかの生協に掛け合ってみるも、交渉はなかなか前に進みませんでした。
タイミングもあったのだと思います。興味を持っていただいても、ミーニューとの連携より以前に、取り組むべき課題があったり。これはそんなにすぐに実現できるようなことではないかもしれないな。そんなふうに考えていた矢先にシステム会社さんを通して出会えたのが、コープこうべさんでした
時は2020年夏。まさに「こんだてアシスト」プロジェクトが動き出した瞬間でした。
同じ思いを持つ宮下さんや、今回のプロジェクトを率いてくださった浜地さん(コープこうべ情報デジタル推進部 インターネット・デジタル推進)など、コープこうべさんと出会えたことは本当に幸運でした。これでようやく実現したかったものをかたちにできる。長かったけれど夢を諦めなくてよかったと、心から思います
料理の負担を減らしたい。組合員さんの暮らしを便利にしたい。そんな想いがひとつになって動き出したプロジェクト。次回は、いよいよ開発の舞台裏。今だから言える苦労話も、ご紹介しようと思います。どうぞ、お楽しみに。
#01
妻で、母で、職員です。
家事を効率よくする方法をずっと考えていました。
#02
諦めなくて、よかった。
ずっとつくりたかった
献立アプリの理想の姿。
#03
動き出したプロジェクト。
もちろん、落ち込んだりもしたけれど。
#04
お名前投票、
ありがとうございました。
勇気と責任が、
1200%増しました。- #05
天気予報を見るように、
こんだてアシストを
あたりまえの日常に。